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災難や凶事に見舞われる可能性が高いと言われる厄年。
お正月や節分の際には神社やお寺で厄払いしてもらうという方も多いのではないでしょうか?
ところで、厄年の年齢は現代の年齢の数え方とは違うってご存知でしたか?
今回は、厄年の年齢の数え方や早生まれの場合の数え方などについてお伝えします。
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厄年の年齢の数え方
厄年と言えば、男性なら25歳、42歳、61歳、女性なら19歳、33歳、37歳と言われますが、この年齢の数え方は一般的な年齢の数え方とは違うってご存知でしたか?
厄年の年齢は現在一般的に使われている満年齢とは違い、数え年を使います。
数え年とは、生まれた時すでに1歳になっており、お正月を迎えるたびに1歳増えるという年齢の数え方です。
現在使われている年齢の数え方は「満年齢」と言い、生まれた時は0歳で、お誕生日を迎えるたびに歳を重ねる数え方なので、数え年とは1~2歳の違いがでてくるというわけです。
数え年の簡単な計算の仕方は別の記事に詳しく解説していますので、そちらを参考にしてください。
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数え年とは何?満年齢からの簡単な計算の仕方は?
お祝い事や凶事など、日本の古くからの風習では、数え年が使われることがありますよね。 ところで、この数え年とはどういう年齢の数え方なのでしょうか?満年齢からは簡単に計算できるのでしょうか? 今回は、そん ...
早生まれの人の厄年は?
さて、厄年の年齢の数え方は、お正月をもって年齢を加算する数え方なので、誕生した年が同じ人同士で前厄になったり厄年になったりします。
つまり、早生まれの人は、同学年の早生まれではない人達より1年遅れて前厄や厄年、後厄を迎えるということになります。
早生まれに限らず、いつが自分にとっての厄年なのかを簡単に計算する方法をご紹介します。
大晦日の時点での満年齢に2歳加えた歳がその翌年の数え年になります。
例えば、ある男性の大晦日の時点での満年齢が23歳であれば、それに2歳加えて、25歳となり、その翌日からの1年間は、その男性にとっての厄年だということになるわけです。
同学年の友達が大晦日の時点で満23歳だとすると、早生まれのあなたはまだ満22歳ですから、厄年は1年ずれることになるわけです。
厄年の年齢は節分で増える?
お寺や神社によっては、厄年の年齢は立春の日、いわゆる節分で1年加える計算をしているところがあります。
節分に年齢を加える数え方はどのようにして発祥したのでしょうか?
実は、厄年で使われる「数え年」が一般的に使われていたのは明治時代以前でした。
その頃、日本では、月の満ち欠けの周期を基にした暦(こよみ)である「太陰暦」を使用していました。
太陰暦のお正月と太陽暦のお正月では、おおよそ1ヶ月のずれがあります。
最近では、中華街などで旧正月をお祝いしているのを目にすることがありますが、毎年日にちが違い、だいたい1月末頃から2月半ば頃です。
数え年は、正月に1つ年齢をかさねますが、この「正月」とは、本来は旧正月であるべきなのです。
ところが、太陽暦に慣れ親しんでいる私たちにとって旧正月はあまりなじみがありません。
そこで、旧正月とだいたい時期が重なる節分の日をもって年齢を加えるという数え年の数え方が発祥したのだと言われています。
節分で年齢が増える場合は、節分の前日時点での満年齢に2歳加えるとその翌日からの数え年となります。
いずれにしても、厄年とは、社会的にも体力的にも変化の多い年齢ですので、その時期は特に体をいたわるようにすると良いですね。
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