インターネットを介した売買が盛んになった昨今、お金を介さずにインターネット上で知り合った人に無料で物をもらってもらうことも珍しいことではなくなりました。
無料で人にあげるものとは言え、郵送すればお金がかかります。
着払いで送るとしても、できることなら相手にとって負担の少ない普通郵便などの安い手段を使ってあげたいものですよね。
では、普通郵便で着払いで荷物をおくることは可能なのでしょうか?
また、それはどのような方法を使えば良いのでしょうか?
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普通郵便で着払いで送ることは可能?
まず、普通郵便で着払いで送ることはできるのでしょうか?
残念ながら、普通郵便で着払いで物を送ることはできません。
差出人の住所や名前を記入せず、切手を貼らずに投函すれば、着払いにできると勘違いしている人がいますが、この場合、受取人が了承すれば、受取人が切手代を支払って郵便物を受け取ることが可能な場合もありますが、本来の郵便のサービスではありませんので、郵便局員さんに迷惑をかけることになります。
また、普通郵便には、基本的には「着払い」というサービスがないため、
- 料金不足で配達できず、差出人に差し戻し
- 差出人不明で行方不明になる
という可能性もあります。
実際に、1万件に数件程度の割合ですが、普通郵便の不着事故は起こっています。
そもそも、普通郵便とは、途中でなくなってしまっても再度送ることができる手紙などを送ることを前提としたサービスなので、着払いで送るようなことは想定されていないのです。
普通郵便以外で着払いで送る方法
それでは、普通郵便以外では着払いで送る方法はあるのでしょうか?
郵便局でのサービスであれば、「ゆうメール」や「ゆうパック」を使えば着払いで送ることができます。
ゆうメールで着払い
ゆうメールとは、冊子やカタログなどの印刷物やCD、DVDなどを送るサービスです。
封筒の中身が確認できるように、封筒ののりしろの半分弱程度を切り取って糊付けすることで利用が可能です。
ゆうメールでは、手紙などの手書きのものを送ることはできません。
封筒の切手を貼る部分の下あたりに、赤文字で「ゆうメール」「着払い」と書いて送りましょう。
ポストへの投函で着払いで送ることができるのはこのゆうメールだけです。
ゆうメールで着払いで送った場合、受取人は送料とは別に21円の手数料を支払う必要があります。
ゆうパックで着払い
ゆうパックは、郵便で小包を送れるサービスです。
郵便局やコンビニなどの取り扱い窓口に荷物を持ち込み、着払いで送りたい旨を伝えましょう。
郵便局などに持ち込むことができない場合は、集荷サービスを利用することも可能です。
また、集荷専用電話番号に電話することでゆうパックを集荷してもらうことが可能です。
集荷専用電話番号:0800-0800-111
ちなみに、民間の宅配便業者でも荷物を着払いで送ることが可能です。
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