沖縄発祥のさんぴん茶、実はジャスミン茶とは別物って知ってましたか?
今回は、さんぴん茶とはそもそもどんなお茶なのか、また、どんな効能があるのかをご紹介します。
sponsored link
さんぴん茶ってどんなお茶?
さんぴん茶の語源は、ジャスミン茶を表す中国語「香片茶(シャンピェンチャー)」から来ていると言われています。
ジャスミン茶が沖縄に入って来た時に、シャンピェンチャーがなまってさんぴん茶になったんですね。
じゃあ、さんぴん茶はジャスミン茶と同じかと言うと、若干違います。
どちらも茶葉にジャスミンの花の香りをつけている点では同じなのですが、使用している茶葉の種類が違っています。
ジャスミン茶は緑茶がベースで、さんぴん茶は半発酵させた茶葉を使用しています。
半発酵させた茶葉とは、茶葉に傷をつけ、茶葉自体の酵素によって発酵させ、発酵が終わるまでに途中で熱を加えて発酵を止めたものを言います。
半発酵茶で代表的なものに、烏龍茶があります。
さんぴん茶は烏龍茶の茶葉にジャスミンの香りをつけたものと考えると良いかもしれませんね。
ちなみに、沖縄には、さんぴん茶の他に清明茶(シーミーチャ)と言うお茶がありますが、これは、さんぴん茶用の茶葉よりもさらに発酵させた半発酵茶葉にジャスミンの香りをつけたお茶なんだそうです。
さんぴん茶の効能とは?
それでは、ジャスミン茶とはちょっと違うさんぴん茶にはどのような効能があるのでしょうか?
さんぴん茶には主に以下のような効能があります。
- リラックス効能
- 美肌効能
- ホルモンバランスの改善効能
さんぴん茶のリラックス効果
さんぴん茶に含まれるジャスミンの香りは、古くからアロマテラピーにも用いられてきた香りで、リラックスさせる効能があります。
しかも、ジャスミンの香りには、脳内麻薬の異名をもつ「エンファリン」や快感ホルモンとも呼ばれる「ドーパミン」を分泌させる効能もあるため、単にリラックスできるだけではなく、無気力を解消し、前向きな考え方ができるようになる効能も期待できます。
つまり、さんぴん茶には、抗うつの効能もあるのです。
さんぴん茶の美肌効果
さんぴん茶には、美肌に効果の高い、ビタミンCをはじめとするビタミン類やミネラルが豊富に含まれています。
また、さんぴん茶には、後に紹介する「ホルモンバランスを整える効能」もあるので、ホルモン面からの美肌効能も期待できるのです。
ホルモンバランスの改善効能
さんぴん茶にはホルモンバランスを整える効能があります。
思春期のニキビに悩む方や、中高年の女性に多い更年期障害の改善にも有効です。
いかがだったでしょうか?さんぴん茶に含まれるジャスミンの香りに様々な効能があることがおわかりいただけたのではないでしょうか?
最近では、沖縄以外でもさんぴん茶を目にする機会が多くなりました。
様々な効能が期待できるさんぴん茶、ぜひ、皆さんのご家庭の食卓にも加えてみてはいかがでしょうか?
sponsored link