結納の代わりに両家顔合わせの食事会をすることになった。
父はすでに他界してるから、こちらからは母だけの出席だけど、相手方は祖父母や兄弟も参加するらしい。
人数差がありすぎるけど、席順はどうしたら良いの?
今回は、様々なパターンに合わせた顔合わせの席順の考え方をご紹介したいと思います。
sponsored link
顔合わせの席順の基本
両家顔合わせの食事会の基本的な参加者は、両家の両親と新郎新婦の6名です。
この場合、上座から両家の父親、母親と座り、一番下座に新郎新婦という席順で向かい合って座ります。
両家が同等になる場合は、下から見て左側が新郎家族、右側が新婦家族が座ります。
しかし、ほとんどの顔合わせ会場は、入り口の場所が偏っていたりして、両家に上下の差ができてしまいます。
この場合、どちらを上座にするかを決めるのが席順を決める上で最初に悩むところです。
例えば、結納の代わりに行うということであれば、男性側を上座にするという考え方もあります。
本来、結納は結納の品と結納金を持って、仲人と男性側の両親が女性の家に挨拶をしに行く儀式です。
女性側の家族は、仲人と男性側の両親を料理を出してもてなしました。
その場合、当然、お客さん側となる男性側は上座に座ります。
しかし、結納をせず、顔合わせの食事会で済ませるという場合は、それほど格式ばったものではありませんから、必ずしも男性側が女性側に出向くという形をとらないことも多いでしょう。
両家の両親がそれぞれの地元から新郎新婦が住んでいる都会に出てきて食事会をするという場合なら、男性側家族を上座にするのが自然です。
しかし、男性側の地元に女性側の両親が出向く場合は、女性側家族を上座にするのが良いでしょう。
席順を考える上でもう一つ考慮しなければならないのは、年齢です。
男性側と女性側の父親の年齢差が大きい場合、年齢が高い方の親に上座に座ってもらうのが自然です。
じゃあ、女性側が出向くけど、男性側の父親の年齢が高い場合はどうするの?
そうです。顔合わせの席順で悩むのは、必ずしも教科書通りの答えにならないからです。
それでは、そんな難しい両家の顔合わせの席順はどのようにして決めていけば良いのでしょうか?
両家の両親が納得できる席順に
古い考えだと思われがちですが、結婚をきっかけに家と家との新しい付き合いが始まります。
これは避けようがないものです。
それぞれの家にはそれぞれの考え方があり、多かれ少なかれ考え方の違いが原因で摩擦が起きるものです。
両家顔合わせの席順も新郎新婦だけで相談して決めてしまっては絶対にいけません。
新郎は男性側の両親に、新婦は女性側の両親に、顔合わせの席順で悩んでいることを伝え、両親がどう思っているかを聞きましょう。
その上で、新郎新婦で相談して席順を決めるのです。
どうしても決められない場合は、会場やテーブルの形を変えるなど、根本的なところから見直すことも考えましょう。
長方形のテーブルで納得がいかないなら丸型のテーブルに変えたり、両家の上下でもめそうなら両家が同等になるような会場を探したりするのも良いでしょう。
もし、会場が変えられない事情があるなら、テーブルの配置を変えてもらったりするのも良いかもしれません。
徹底的に相談し、知恵を絞って、両家の両親に満足してもらえるような席順を考えましょう。
人数差がある場合の席順
さて、両家顔合わせで参加人数に差がある場合はどうすれば良いのでしょうか?
これもそれぞれの家族の考え方がありますが、基本的には、両家の父親、母親、新郎新婦の順に座り、祖父母や兄弟は新郎新婦よりも下座に座ってもらうのが妥当でしょう。
父親、もしくは母親がすでに他界している場合は、相手方の両親と三角形になるような形で向かい合って座ってもらうのも良いでしょう。
もし、それほど堅苦しくない形にしたければ、丸テーブルを囲むように座れば、一番下座に座った人の話し相手がいないということも避けられます。
これも、両家の参加者全員に喜んでもらえるように心を尽くし、知恵を絞って、相談をしながら決めていきましょう。
ステキな顔合わせになることを祈っています。
sponsored link