- お正月にしめ縄を飾ったのは良いけれど、いつまで飾っておくべきものなの?
- 飾る日や外す日に決まりはある?
- 外したしめ縄は使いまわしできるの?それとも処分するべき?
- 正しい処分の方法は?
今回は、そんなしめ縄に関する様々なしきたりをご紹介します。
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しめ縄はいつまで飾るもの?
まず、しめ縄はいつまで飾っておくべきものなのかについてお伝えします。
しめ縄をいつまで飾っておくかは、その地域によって違っています。
東京を中心とする関東地方では1月7日までなのに対し、関西では15日までというのが一般的です。
じゃあ、関東でも関西でもない地域ではしめ縄はいつまで飾っておけばいいの?
そんな時に、分かりやすい目安があります。
それが、地域のどんど焼き(左義長)の日取りです。
しめ縄を飾っておくのは、松の内の期間内なのですが、松の内が終わると、それぞれの地域でお正月の飾り物や書初めなどを焼く、どんど焼きという行事が行われます。
この日取りが1月8日に行われる地域だったら、しめ縄を飾るのは7日まで。1月15日に行われる地域なら、しめ縄は15日まで飾ることになります。
しめ縄をいつまで飾るのかが地域によって違っている理由については別記事でまとめていますので、よろしければ、そちらも是非ご一読ください。
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ちなみに、成人の日が1月15日から1月の第2月曜日に変更されたことに伴い、1月15日前後の土日に行われる地域もあります。
そのような場合は、周囲の家をよく観察して、7日に片づけるべきか、15日まで飾っておいても大丈夫なのかを見極めるようにしましょう。
しめ縄はいつまでに飾るもの?
ところで、しめ縄はいつまでに飾るものかご存知ですか?
お正月飾りだから大晦日に飾るものだと思ってはいませんか?
残念ながら、それは違います。
しめ縄は、歳神様をお迎えするための飾り物なので、大晦日に慌てて飾るのは「一夜飾り」と言って縁起が悪いと言われています。
それでは、しめ縄はいつまでに飾るべきかと言いますと、遅くとも12月28日までには飾るべきです。
29日は、9という数字が「苦(く)」とも読めるので、しめ縄を飾る日としては避けられます。
30日は、晦日(みそか)と言い、月末の意味合いがある為、31日にしめ縄を飾る「一夜飾り」に近いことになってしまうので、避けられます。
必然的に12月28日までには飾りましょう、ということになります。
では、早ければいつから飾れるかと言いますと、これも地域差がありますが、関東なら12月8日から、関西なら12月13日から飾っても良いと言われています。
しかし、まぁ、世間がまだクリスマス気分の頃からしめ縄を飾るというのもなんですから、24日以降に飾りつけるのが一番良いのではないかと思います。
しめ縄の処分の方法は?
しめ縄は、歳神様をお迎えするための飾り物です。
神様は新しくてきれいなものがお好きですから、昨年も飾ったようなしめ縄を飾っていたのでは、せっかくのお正月飾りの意味がありません。
それほど費用のかかるものでもありませんので、しめ縄は毎年新しいものを準備するようにしましょう。
最後に、しめ縄の処分の方法をお伝えします。
しめ縄の基本的な処分の方法は、地域のどんど焼き(左義長)で焼きます。
でも、日程の関係などで参加できないこともありますよね?
そんな場合は、以下の処分方法をとりましょう。
- 神社で処分してもらう
- 燃やせるゴミに出す
それぞれのしめ縄の処分の方法には注意点があります。
まず、神社で処分をお願いする場合、神社によっては受け取ってくれないこともあります。事前に電話をして、受け取ってもらえるかどうかを確認しましょう。
燃やせるゴミにしめ縄を出す場合、そのままゴミ袋に入れるのではなく、塩をまいてお清めをして、新聞紙などにくるんで、ゴミ袋に入れて出しましょう。その際、他のごみを同じ袋に入れないようにしましょう。
なお、しめ縄に不燃物がついている場合は、取り外して分別して出すようにしましょう。
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