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2016年8月11日から始まった「山の日」にはどのような由来があるのでしょうか?
また、なぜラッキーマンデーではなく8月11日という日に固定されたのでしょうか?
今回は、そんな山の日に関する話題をお届けします。
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山の日の由来とは?
2014年に制定され、2016年に施行された新しい国民の祝日「山の日」。
山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝するという目的で国民の祝日と制定されました。
国民の祝日が増えたことは嬉しいですが、そもそもわざわざ「山の日」なんていう祝日を作る必要があったのでしょうか?
また、この「山の日」にはどのような由来があって、8月11日に設定されたのでしょうか?
そのヒントは、「海の日」に隠されています。
国民の祝日には、タイプ別に以下の4つの種類があります。
- 国家・天皇に関わるもの
- 神事に関わるもの
- 季節に関するもの
- その他上記に当てはまらないもの
山の日は、この4番目にあたります。
上記3つに当てはまらない国民の祝日は、4つあり、「山の日」の他に、「体育の日」「海の日」「みどりの日」があります。
「山の日」は、この1995年に施行された「海の日」から発想を得て作られた休日です。
確かに、「海の日」があれば「山の日」があってもおかしくはないですよね?
それと全く同じ発想で、2010年、日本山岳協会、日本山岳会、日本勤労者山岳連盟、日本山岳ガイド協会、日本ヒマラヤン・アドベンチャー・トラストという山岳関係の5団体によって、「山の日」制定協議会が発足し、各地の運動と連携して「山の日」の啓発活動を始めました。
その結果、2013年4月、超党派「山の日」制定議員連盟が発足し、100名を超える国会議員が参加する勉強会が何度も開催され、「山の日」制定へ向けて動き始めたのです。
当初、「山の日」制定協議会では、各地の山開きの日に合わせ、6月の第一日曜日を山の日にすることを提案していました。
しかし、国会議員による勉強会の結果、6月に休日を定めると企業活動に支障が出ることが懸念され、より社会的な影響が少なく子供達が夏休み中でもあるお盆に近い時期にすることとなりました。
その後、お盆に近い8月12日を「山の日」と制定しようということで一旦合意されましたが、「日航ジャンボ機墜落事故の慰霊の日」を祝日にすることが問題視され、結果、8月11日に制定されたのです。
つまり、「山の日」の由来は、以下の通りに集約されます。
- 海の日があるなら山の日があってもいいじゃないか
- 6月は社会的に影響が大きいからお盆近くの日にしよう
- 8月12日はまずいから、1日ずらして8月11日にしよう
ちなみに、海の日、山の日とくれば、次に思い浮かぶのが「川の日」ですよね。
調べてみたところ、国民の祝日ではありませんが、すでに国土交通省によって川の日が作られていました。
平成8年度から7月7日を川の日として日本全国の河川で様々なイベントが行われています。
きっとそのうち、川の日も国民の祝日になる日が来るかもしれませんね。
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