ゆで卵ってあまり日持ちしない印象がありますが、実際には、賞味期限は何日くらいなのでしょうか?
また、賞味期限が切れてしまったゆで卵を食べるとどんな影響があるのでしょうか?
今回は、ゆで卵の賞味期限についてお伝えします。
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ゆで卵の賞味期限は何日?
コンビニやスーパーなどで販売されているゆで卵の賞味期限は、製造後1〜2日程度です。
これは、ゆで卵の殻をむかず、冷蔵で保存した場合の賞味期限です。
常温では日持ちしませんから、購入したら、なるべく早く(その日のうち)食べるようにしましょう。
日本で販売されている食べ物の賞味期限は、「美味しく食べられる期限」という意味で、少しぐら賞味期限が過ぎていても食べても問題がない日にちで設定されています。
では、コンビニで買ったゆで卵をそのまま冷蔵しておいた場合、賞味期限を過ぎて何日くらいなら安全に食べられるのでしょうか?
残念ながら、ゆで卵の場合、条件にもよりますが、茹でてから1週間以上は日持ちしません。
条件が悪ければ、5日程度でも腐ってしまいます。
ちなみに、ゆで卵の殻を剥いてしまったものは、冷蔵庫に入れても日持ちしません。その日のうちに食べることをオススメします。
腐ったゆで卵を見分ける方法
賞味期限が切れて、腐ってしまったゆで卵を食べると、体にはどのような影響があるのでしょうか?
答えは単純。お腹を壊します。
賞味期限が過ぎてしまったゆで卵はサルモネラ菌が心配、という方がいるかもしれませんが、サルモネラ菌は加熱することで死んでしまうので、ゆで卵の場合は心配ないのです。
どうしても心配であれば、再度加熱して食べるようにしましょう。
つまり、賞味期限が過ぎてしまったゆで卵でも腐っていなければ食べることができるのです。
では、ゆで卵が腐っているかどうかは、どのようにして見分ければ良いのでしょうか?
ゆで卵が腐っている場合、以下のどれかに当てはまります。このようなゆで卵は絶対に食べないようにしましょう。
- ひどいアンモニア臭がする
- 糸を引いている、または、ぬめりがある
- カビが生えている
生卵の賞味期限は意外に長い
ところで、ゆで卵の賞味期限は長くても1週間程度ですが、茹でる前の生卵は賞味期限がかなり長いという事実はご存知でしょうか?
日本国内で売られている生卵の賞味期限は約2週間程度ですが、実際には、10度以下で保存すれば2ヶ月程度は生卵のまま食べられます。
これは、生卵の白身に含まれるリゾチームという酵素が、細菌類の細胞壁を溶かしてしまうため、細菌が繁殖することができないからです。
ゆで卵にすると、このリゾチームが破壊されてしまうため、細菌が繁殖できるようになってしまい、賞味期限も短くなってしまうのです。
いかがだったでしょうか?
ゆで卵よりも生卵のままの方が賞味期限が長いというのは意外な気がしますよね。
買ってすぐに食べないのであれば、生卵を購入するようにした方が良さそうです。
最後にまとめると、
ゆで卵の殻をむかず、冷蔵保存した場合、賞味期限は2日程度ですが、実際には茹でてから1週間程度は食べられそうです。
ただし、その場合は、臭いや見た目を確かめてから自己責任で食べるようにして、小さなお子さんや年配の方など、抵抗力の弱い方には食べさせないようにしましょう。
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