バチッ!
突然、家の中が真っ暗に
あ〜、ブレーカーが落ちちゃった。
ブレーカーの配電盤のところで、「切」になっているところを上げようとするけど、上がらない。
えー、なんでブレーカー上がらないの?
そんな、ブレーカーが上がらない時に復旧する手順を順番に解説します。
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ブレーカー上がらない時の復旧手順
まず、ブレーカーの配電盤を見てみましょう。
- 一番左にあるのが「アンペアブレーカー」
- その右隣にあるのが「漏電ブレーカー」
- さらに右側にたくさんの個別のブレーカーがあります
上がらないブレーカーは、漏電ブレーカーでしょうか?それとも、アンペアブレーカーでしょうか?それぞれの復旧手順を順番にお伝えします。
漏電ブレーカーが上がらない時
漏電ブレーカーが上がらないのは、電化製品の故障、湿気や水漏れなどによる漏電、配線の絶縁の劣化による短絡(ショート)などが原因です。
漏電ブレーカーが上がらない場合は、どこかでこのような問題が起こっている可能性がありますので、その問題が起きている場所を特定する作業をします。
漏電ブレーカーが上がらない時は以下の手順で操作してください。
- 漏電ブレーカーの横のボタンを押す
- 漏電ブレーカーがきっちりと下まで落ちているか確認
- 漏電ブレーカーを上げてみる
- 漏電ブレーカーをもう少し力を入れて上げてみる
ここまでやってみてもブレーカーが上がらない場合は、次に個別に問題がある箇所を特定する作業をします。
- 個別のブレーカーを全て「切」にする
- 先ほどの手順で漏電ブレーカーを上げてみる
これで上がらないのであれば、ブレーカーの故障も考えられますので、電気工事屋さんを呼ぶ必要があります。 - 個別のブレーカーを一つずつ順番に上げてみる
問題がある箇所のブレーカーを上げると、すぐに漏電ブレーカーが落ち、また上がらない状態になりますので、直前に上げた個別のブレーカーは下げたままにして、その他のブレーカーを上げていきます。
次に、漏電ブレーカーが上がらない原因が、配線にあるのか、それとも、電化製品にあるのかを突き止めます。
問題があった個別のブレーカーには、「1階居間」などと、そのブレーカーに配線されている部屋なり箇所が書かれているはずです。
- その部屋にある家電製品のコンセントを一度全部抜きましょう
- そして、上がらないままになっている個別ブレーカーを上げてみてください
- これでブレーカーが落ちなければ、コンセントを抜いた家電製品のどれかに問題があることになります
- また、ブレーカーが再度落ちれば、漏電箇所は、配線のどこかで起こっていることになります
この場合は、電気工事屋さんを呼んで漏電箇所を修理してもらう必要があります。馴染みの電気工事屋さんがない場合は、全国365日24時間対応の電気工事屋さん「テイクサービス」という会社にお願いしましょう。
アンペアブレーカーが上がらない時
次に、アンペアブレーカーが上がらない場合の対処法です。
アンペアブレーカーが見た目「切」になっていても、ちゃんと下まで降りていないのが原因の場合があります。まずは、上がらないアンペアブレーカーをしっかりと「切」まで落としてから、上げてみましょう。
それでも上がらない場合は、同時に使っている電化製品を見直す必要があります。
アンペアブレーカーが落ちるのは、契約しているアンペア数を超えて、一度に多くの電化製品を使いすぎているからです。
使っていない電化製品の電源を落としたり、コンセントを抜いたりして、一度に使うアンペア数を調整しましょう。
これをやらなければ、一時的にブレーカーが上がっても、またすぐにブレーカーが落ち、上がらないことになってしまいます。
どうしても、必要な電化製品の電源を入れただけでもアンペアブレーカーが落ちる場合は、電力会社と契約しているアンペア数を見直す必要があります。
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