ネバネバした食感が楽しいモロヘイヤ。
茹で方を間違うとアクが強くて食べられない?
今回は、モロヘイヤを美味しく食べる茹で方をお伝えします。
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モロヘイヤを美味しく食べる茹で方
モロヘイヤには水溶性のシュウ酸が含まれている為、正しい茹で方であく抜きをしないと、尿路結石の原因ともなりますし、美味しく食べられません。
そこで、まずは、モロヘイヤの正しい茹で方をご紹介したいと思います。
モロヘイヤの茹で方
- まず、たっぷりのお湯を鍋に沸かします。
- そのお湯でモロヘイヤを30秒~2分程茹でます。
茹で時間は、モロヘイヤの歯ごたえのお好みに合わせて時間を調節してください。 - 茹で終わったら、水にさらし、アクを抜きます。
ちなみに、葉っぱだけでの茹で方なら30秒で十分ですが、茎も含めた場合は少し長めの茹で方が良いでしょう。
少し手間をかけた茹で方でも良いのであれば、茎と葉は別にしておいて、先に茎を入れて40秒程度してから葉を入れるという茹で方も良いかもしれません。
塩は入れても入れなくても構いません。少し塩味が欲しい場合は、お湯に塩を入れる茹で方が良いでしょう。
茹でたモロヘイヤは、そのままお味噌汁の具にしたり、だし醤油で和えておひたしにしても美味しくいただけます。
でも、やっぱり、モロヘイヤを食べるなら、あのネバネバが欲しいですよね。
水にさらした後のモロヘイヤを包丁で細かくたたいてやることで、モロヘイヤに含まれるネバネバ成分「ムチン」が出てきて、あの独特のネバネバが楽しめます。
納豆やオクラなどと一緒にご飯にのせてネバネバ丼にしても美味しいですし、冷ややっこやそうめんにのせても美味しくいただけます。
ちなみに、茹でた後のモロヘイヤは冷凍保存が可能です。1回に使用する分量に分け、ラップなどに包んで冷凍保存しておくと、1ヶ月ほど日持ちします。
モロヘイヤには毒がある!
ところで、モロヘイヤを食べるなら、茹で方より先に気にしてほしいことがあります。
それは、モロヘイヤには毒が含まれている部分があり、場合によっては死に至るケースもあるということです。
今までにモロヘイヤの毒で人が死んだという報告はありませんが、牛などの家畜がモロヘイヤの毒で死亡したケースは日本でも起きています。
モロヘイヤには、かつては毒矢に使われていたほどの強力な毒がありますので、モロヘイヤを食べる際には気をつけましょう。
では、モロヘイヤのどこに毒が含まれているのでしょうか?
調査の結果、モロヘイヤの種子にもっとも多く含まれ、種子のさや、発芽後すぐの若葉などにも含まれていることが分かりました。
つまり、店頭に並んでいるモロヘイヤを購入してきて食べる場合は問題ありません。
花が咲き、実がなるころには収穫をやめてしまうからです。
モロヘイヤの毒に気をつけなければならないのは、家庭菜園などで育てたモロヘイヤです。
実がなっているのに気が付かずに一緒に収穫してしまって口にしてしまう可能性がありますし、小さなお子さんが落ちている種を拾って食べてしまうことも考えられるからです。
栄養満点で美味しいモロヘイヤですが、その反面、怖い毒もある植物ですので、扱いには十分に気を付けて、できることなら花がついたら根っこから抜いてしまって処分するようにしましょう。
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