春を代表する山菜「たらの芽」が山菜の王様と呼ばれるのに対して、山菜の女王と称される「こしあぶら」。
たらの芽はなかなかたくさん採ることができませんが、こしあぶらなら木が生えているところを見つけてしまえば、一度にかなりの量が収穫できるところも嬉しいですよね。
でも、たくさん採りすぎて、天ぷらはもう飽きた・・・。
そんな贅沢な悩みをお持ちのあなたには、こしあぶらの天ぷら以外のレシピもたくさん紹介しますので、ぜひ最後まで読んで行ってくださいね。
こしあぶらには、天ぷら以外にも美味しい食べ方がいっぱいあるんですよ。
sponsored link
こしあぶらのレシピ1|下ごしらえ編
こしあぶらを調理する前にまずは下ごしらえをしましょう。
こしあぶらに限らず、山菜を調理する前には必要な下ごしらえがあります。
これをしっかりとやっておかないと、硬いものが口の中に残ったり、渋みが強くて美味しく食べられないことが多いので注意しましょう。
さて、こしあぶらの下ごしらえは何が必要かというと・・・
はかまを取る・・・だけです。
と一言で言いますが、量が多い場合はそれなりに時間がかかります。
こしあぶら以外の山菜はアク抜きが必要なものが多いですが、こしあぶらはあまりアクがないので、下ごしらえはこれだけです。
あ、もちろん、山で採れたものですので、よく洗って、虫などが付いていないかどうかはちゃんとチェックするようにしましょうね。
こしあぶらのレシピ2|天ぷら
まずは、こしあぶらの基本、天ぷらのレシピからご紹介します。
こしあぶらの天ぷらは、軽く衣がついて、サクッと食べられる状態が理想です。
- 天ぷらの衣になる、小麦粉、水、卵は、あらかじめ冷蔵庫で冷やしておくようにしましょう。
- 小麦粉を水と卵で溶いて、ダマができないようにしっかりと混ぜます。かき混ぜた箸を上に上げると、箸の先から一本筋がツーっと落ちていくくらいの硬さが理想です。
- コシアブラの茎の方を持ち、葉っぱの側に衣をつけます。
- そのまま、約170度に熱した油の中に入れ、少し、ユサユサと揺らします。こうすることで、葉っぱの部分が綺麗に広がって、見た目にも美味しそうなこしあぶらの天ぷらになります。
- 片面を1分、ひっくり返して30秒程度で出来上がりです。
こしあぶらのレシピ3|胡麻和え
山菜の天ぷら以外のレシピで代表的なものと言えば、「胡麻和え」ですよね。
ここでも、基本に忠実に、こしあぶらの胡麻和えのレシピも押さえておきましょう。
- こしあぶらを2パーセントの塩水で1分ほど茹でます
- 水にさらして粗熱をとり、その後、包丁で食べやすい大きさに切ります
- すりごま、だし醤油、みりんなどで味を整えます
こしあぶらはアクが少ないので、胡麻和えのレシピもほうれん草の胡麻和えなどとほとんど変わりませんね。
こしあぶらのレシピ4|その他いろいろ
ここまで、天ぷらと胡麻和えのレシピをご紹介しましたが、こしあぶらは、基本的にアク抜きが必要ないので、すごく使いやすい食材だというように感じられたのではないでしょうか?
そうです。こしあぶらって、あまりレシピなどを気にせずに、ほうれん草と同じ感覚で調理したら間違いありません。
例えば、バター炒めにするなら、火にかけたフライパンにバターを溶かして、生のこしあぶらを食べやすい大きさに切って、硬い部分を先に炒め、その後、柔らかい葉っぱの部分を炒め、塩胡椒や醤油で味を整えたら出来上がりです。
そのほか、ネット上には、こしあぶらのチャーハン、菜飯、酢味噌和え、卵炒めなどのレシピが紹介されていますが、あなたのフィーリングで作っても変なものにはなりませんから、安心して調理してみてくださいね。
sponsored link