家族の年金手帳を見てみたら、いろんな色の年金手帳がありますよね?
年金手帳の色の違いには何か意味があるのでしょうか?
今回は、年金手帳の色についてご紹介したいと思います。
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年金手帳の色の違いの意味とは?
年金手帳の色の違いは、発行時期の違いによるものです。
年金手帳は、昭和35年から昭和49年の間に5年毎に薄茶色、水色、肌色などの年金手帳が発行され、その後、昭和49年から平成8年にオレンジ色、平成9年以降は青色のものが発行されています。
ちなみに、平成9年から平成21年までに発行された青色の年金手帳は、発行者が社会保険庁となっていましたが、平成22年以降は日本年金機構が発行者となっています。
その他、年金手帳ではありませんが、 昭和29年から昭和49年の間には、薄黄緑色の厚生年金保険被保険者証が発行されました。
では、この年金手帳の色には何も意味がないかというとそうではありません。
まず、昭和49年から発行されたオレンジ色の年金手帳からは、「厚生年金保険」と「国民年金」の両方の記号番号が記載できるようになりました。
それ以前は、国民年金の記号番号は年金手帳に、厚生年金保険の記号番号は厚生年金保険被保険者証に別々に記載されていたものが、統一されたのです。
さらに、平成9年以降発行の青色の年金手帳からは、国民年金も厚生年金も「基礎年金番号」に統一され、この基礎年金番号1つで両方の年金が管理できるようになりました。
違う色の年金手帳が複数ある場合
それでは、年金手帳が手元に2冊以上ある場合、何か問題はあるのでしょうか?
年金手帳が複数冊ある場合、まずは、青色の年金手帳があるかどうかを確かめてください。
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もし、青色の年金手帳がなければ、基礎年金番号通知書があるかどうかを確かめてください。これがあれば、基礎年金番号が発行されていますので、問題ありません。
もし、基礎年金番号通知書もない場合は、お近くの年金事務所で青色の年金手帳を発行してもらいましょう。
青色の年金手帳が発行されていれば、基礎年金番号が記載されていますので、その番号を確認しましょう。
次に、他の年金手帳に記載されている番号を確かめてください。
この番号が、基礎年金番号と同じであれば、あなたの今までに支払った年金の記録は統一されていますので、問題ありません。
もし、この番号が違っている場合は、年金加入記録が分散してしまっている可能性があります。
また、もし、青色の年金手帳が2冊以上ある場合も基礎年金番号が2つ発行されていますので、年金加入記録が分散しています。
年金加入記録が分散しているかもしれない場合は、厚生年金保険に加入している方は会社の保険担当の方へご相談ください。それ以外の方はお近くの年金事務所に相談しましょう。
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