セブンイレブンで売られるようになったことから知られるようになった「ブリトー」
値段もお手軽で、ちょっとした軽食に向いていますが、そもそもこのブリトーとはどこの国の食べ物なのでしょうか?
「ブリトーとは何か」とインターネットで調べてみると、タコスやトルティーヤと同じようなレシピがたくさん出て来ますが、タコスやトルティーヤとは違う食べ物なのでしょうか?
今回は、そんなブリトーとは何かということについてお伝えしたいと思います。
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ブリトーとは何?
ブリトーとは、小麦粉で作られたトルティーヤに様々な具材を乗せて巻いた料理です。
もともと、ブリトーとは、小さなロバを意味しており、細長く巻いた形状がロバの耳に似ているからそう呼ばれるようになったという説や、ロバの背中に積んでいた丸めた毛布に似ているからという説などがあります。
ブリトーは、元々はメキシコ北部発祥の軽食でしたが、後に、アメリカ南部を経由してアメリカ全土に広がり、メキシコ南部でも食べられるようになっていきました。
アメリカ南部では、肉や豆など、単品を巻いて食べるのが一般的ですが、アメリカ全土に広がるにつれ、米やレタス、ワカモレやチーズなどをたっぷりと巻き、ブリトー単体だけで一回の食事になるほどのボリュームのものが一般的になっていきました。
ブリトーとトルティーヤの違いとは?
ブリトーとタコスとトルティーヤ、どれも同じような料理だと思われている方が多いようです。
この違いを説明するには、まず、トルティーヤから説明する必要があります。
トルティーヤとは、タコスやブリトーの具を包む皮の名前です。
トウモロコシの粉が練りこまれた「コーン・トルティーヤ」と小麦粉のみで作られた「フラワー・トルティーヤ」があります。
ブリトーとタコスの違い
それでは、ブリトーとタコスとではどのような違いがあるのでしょうか?
ブリトーもタコスもトルティーヤに具材を包んで食べるという点では同じ料理です。
しかし、ブリトーとタコスには大きな違いがあります。
一つ目の違いは、その形状です。
タコスは手のひらサイズ以下の小さなトルティーヤに具材をのせた状態、もしくは二つ折りにした状態で提供されます。
タコスを購入した客は、自分でシナントロ(パクチー)やラディッシュ、玉ねぎやお好みのサルサ(ソース)などをトッピングして食べます。
それに対して、ブリトーとは、大きめのトルティーヤに具材をのせた後、しっかりと巻き込んであるので、上からソースなどをかけて食べることはできますが、基本的には、購入した状態そのままで食べることになります。
二つ目の違いは、トルティーヤの種類です。
基本的に、ブリトーにはフラワートルティーヤが使われ、タコスにはコーントルティーヤが使われます。
ただし、タコスの場合、フラワートルティーヤが使われる場合もあります。
いかがだったでしょうか?
「ブリトーとは何か」ということから、トルティーヤとタコスについても解説しました。
何だか記事を書いているだけで、ブリトーが食べたくなってきました。
基本的に何を巻いても良い食べ物なので、ぜひ皆さんもオリジナルブリトーに挑戦してみてくださいね。
同じくテクス・メクス料理に分類されるチリコンカンを巻いても美味しくいただけますよ。
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