印鑑登録証明証を発行してもらうには、あらかじめ印鑑登録する必要があります。
印鑑登録とはどのようにするのか、その時間はどのくらいかかるのか、代理人に印鑑登録をお願いする場合にはどのくらいの日数が必要なのか、などなど、印鑑登録にかかる時間に関する様々な疑問にお答えします。
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印鑑登録にかかる時間はどのくらい?
印鑑登録とは、住民登録している市区町村の役場で間違いなく本人の印鑑であるということを証明してもらうために、あらかじめ登録しておくことを言います。
この市区町村に登録した印鑑のことを「実印」と言い、不動産の登記、賃貸契約、自動車の売買など、高額の買い物をする時などに使用します。
印鑑登録するにあたり、あらかじめ、登録するための印鑑を準備しておく必要があります。
また、本人が印鑑登録する場合にはそれほど時間もかからず、即日登録できますが、必要な身分証明書がない場合や、代理人に印鑑登録を代行してもらう場合には日数や時間がかかります。
ここでは、以下のような章立てで、印鑑登録にかかる時間について解説します。
- 印鑑の準備にかかる時間
- 本人が印鑑登録する場合にかかる時間
- 代理人に印鑑登録してもらう場合の時間
印鑑登録するハンコの準備にかかる時間
印鑑登録するハンコは、基本的にどこでも購入できるような三文判やシャチハタでは意味がありません。
大切な契約に使用する印鑑ですから、誰でも簡単に手に入れられるようなものではいけません。
印鑑登録する印鑑は、家族でも共有することができません。必ず1人につき1本用意する必要があります。
印鑑は、氏名が入ったものでも、苗字だけでも、名前だけでも構いません。
必ず、オリジナルの印鑑をはんこ屋さんやインターネットなどで注文するようにしましょう。
お店で印鑑を注文した場合、早ければその日のうちに購入することができます。
インターネットで注文する場合は、2日から1週間程度で購入できます。
印鑑登録するハンコの準備にかかる時間は、1日~1週間程度ということになります。
本人による印鑑登録にかかる時間
次に、実際にお住いの市区町村の役所で、本人が印鑑登録する場合にかかる時間について解説します。
本人が印鑑登録する場合に持参しなければならないものは以下のとおりです。
- 本人確認ができる証明書
運転免許証、パスポート、特別永住者証明書、在留カード、旧外国人登録証、住民基本台帳カード、身体障がい者手帳、その他、公官庁が発行した顔写真付きの免許証等 - 印鑑登録する印鑑
印鑑登録の申請の方法は、役所の窓口に到着した後、用意されている申請用の書類に必要事項を記入し、窓口で申請するだけです。
とくに窓口が混雑していなければ、印鑑登録にかかる時間は10分程度です。
もし、本人確認ができる証明書がない場合は、以下のような手順をふむ必要があるため、印鑑登録にはさらに時間がかかります。本人確認ができる書類がない場合は、諸々の日数を鑑みて1週間程度かかるとみておくのが無難です。
- 印鑑登録申請書を記入して窓口に提出する
- 自宅に照会書が送られてくるので、必要事項を記入し、印鑑を持って役所へ行く
- 役所の窓口へ提出する
代理人に印鑑登録してもらう場合の時間
最後に、代理人に印鑑登録をお願いした場合にかかる時間についてです。
代理人に印鑑登録をお願いする場合も即日には登録が完了しません。
代理人が印鑑登録をする場合には以下のものが必要です。
- 代理兼授与通知書(委任状)
- 本人の本人確認書類(免許証など)
- 登録する印鑑
- 代理人の認印
- 代理人の本人確認書類
代理兼授与通知書(委任状)には、あらかじめ本人が記入して、代理人に渡しておきます。
代理人が窓口で手続きをすると、役所から印鑑登録をする本人宛に「照会書」というものが送られてきます。
これに必要事項を記入し、再度、代理人に役所の窓口に出向いてもらい、手続きをします。
その際も、以下の物が必要になるので、忘れずに持って行って貰うようにしましょう。
- 登録する印鑑
- 記入済みの照会書
- 代理人の認印
- 代理人の本人確認書類
以上で代理人による印鑑登録が完了します。この場合にかかる時間は1週間程度です。
まとめ:印鑑登録にかかる時間
以上、印鑑登録にかかる時間についてまとめると以下のとおりになります。
- 印鑑の準備にかかる時間:1日~1週間
- 本人による印鑑登録にかかる時間:10分程度~1週間
- 代理人による印鑑登録にかかる時間:1週間
代理人による印鑑登録には手間も時間もかなりかかりますので、印鑑登録が必要だと分かっている場合はあらかじめご本人が印鑑登録されるのをおすすめします。
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