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トイレで用をたしたら、血便が出た！
肛門は痛くないから、痔ではない？
ということは、もしかして、大腸がん？
それとも他の病気？
今回は、痛くないのに血便が出た時の原因の見分け方と対処法をご紹介します。
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血便が出る理由とは？
こんなことでお困りではありませんか？
- トイレにたまっている水が赤くなる
- トイレットペーパーに赤い血が付く
- 痛くない血便が1ヶ月ほど続いている
便に赤い血が混じっているだけでも怖いのに、痛くないなんて危険な病気じゃないかと心配ですよね。
ところで、血便はどんな理由で出るのでしょうか？
血便にもいろいろあります。
赤い血が混じる血便もあれば、黒ずんだ血が混じる血便もあります。
肛門から遠い、小腸、胃などで出血した場合、腸内細菌によって血が分解され、黒くなって出てきます。
今、あなたがお困りの血便は赤い血が混じっている。
つまり、肛門に近い場所からの出血です。
肛門に近い場所とは、肛門周辺、もしくは、大腸です。
肛門周辺の出血であれば、血便の原因は痔です。
そして、大腸からの出血であれば、血便の原因は大腸がんかもしれません。
では、痔か大腸がんかはどのように見分ければ良いのでしょうか？
痔？それとも大腸がん？
痔による血便は痛みを伴う
と思われがちですが、実は、そうでもありません。
いぼ痔の中でも、痔核が肛門近くにできる場合は痛みを伴いますが、痔核が奥の方にできる「内痔核」の場合、痛覚がない部分が切れるため、痛くないのです。
肛門から奥の方にできたいぼ痔からの出血の場合、痛くないのに血便が出て、驚くことがあります。
それでは、痔かそれとも大腸がんなのかを見分ける方法はないのでしょうか？
残念ながら、確実に見分ける方法はありません。
肛門近くの大腸がんが原因で出血した場合、痔の血便と比べると、少しねっとりしていることが多いのですが、普段から痔による出血を見慣れていない人にはその違いは分からないでしょう。
痛くない血便が出て、数日経っても治らない場合は、早めに病院で診てもらうことをおすすめします。
ちなみに、大腸がんは早期に発見し、手術をすれば、かなり高い確率でたすかると言われています。
受診するなら消化器科？それとも肛門科？
さて、痔か大腸がんか分からない場合、消化器科か肛門科、どちらを受診するべきでしょうか？
この答えは、必ずどちらでないといけないということはありませんが、やはり、心配なところをちゃんと見てもらえる方を受診する方が無難です。
つまり、内視鏡検査が確実にできる消化器科を受診して、まずは、大腸がんの疑いをつぶす、もしくは、早期発見することが先決です。
検査の結果が良いことを願っています。
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