公園の草むらなどにも生息するマダニ。
取り方を間違えると感染症にかかってしまって、最悪の場合、死の危険もあると言われてます。
今回は、マダニに刺された時の対処法や安全な取り方をご紹介します。
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マダニに刺された時の取り方
マダニは体長2~3ミリ程度の大きさの節足動物です。
人間をはじめとする動物に吸着し、一生の間に3回程吸血します。
吸着する瞬間は、チクッとした痛みがあり、その後、とてつもない痒みが襲ってきます。
異常な痒みを感じたら、我慢せず、マダニに刺されていないかを必ず確認するようにしましょう。
さて、吸血後のマダニは、体重が100倍以上にもなり、体長は1センチを超えるほど大きくなります。
吸血後は、自然に離れていきます。
しかし、この頃まで放っておくと、最悪の場合、死の危険もあるウイルスに感染してしまったり、卵を産み付けられたりしてしまうこともあります。
そこで、マダニに刺されたら、取り除かなければなりません。
ここで、注意するべきポイントは、ピンセットなどで無理やり取り除いたりしてはいけない、ということです。
マダニは、吸血中はしっかりと吸着していて、引っ張ってもなかなか取れませんし、無理な取り方をすると、口先や頭が残ってしまい、そこからウイルスなどに感染してしまう可能性があるからです。
マダニに刺された時の対処法で一番良いのは、皮膚科を受診することです。
でも、マダニに刺された状態のまま医者に行って、待合室で待つなんて、その間に血を吸われていると思うと、気持ち悪くてしょうがないですよね?
そこで、ここでは、自分でもできる、マダニの安全な取り方をいくつかご紹介していきたいと思います。
酢を使ったマダニの取り方
まず最初にご紹介するのは、酢を使ったマダニの取り方です。
酢は、口に入れても問題がない安全なものですから、一番最初に試してみていただきたい取り方です。
- コットンやガーゼなどに酢をしみ込ませる
- そのコットンやガーゼなどでマダニを包み込むように当てて2~3分そのままにする
- 自然にマダニが口を離したら、取り除き、ガムテープなどでくるんで捨てる
酢を使ったマダニの取り方の動画もありますので、ぜひ参考にしてください。
ワセリンを使ったマダニの取り方
次にワセリンを使ったマダニの取り方をご紹介します。
ワセリンも保湿などの目的で皮膚に塗っても問題がないものですので、酢を使った取り方でもマダニが取れなければ、次にワセリンを使った取り方を試してみましょう。
- マダニ全体にタップリと塗る
- 20~30分程度放置する
- マダニが自然に外れるか死滅したら取り除く
マダニ全体にワセリンを塗ることで、息苦しくなり、吸血どころではなくなって離れてくれるようです。
このように、基本的なマダニの取り方は、無理やりに取るのではなく、マダニが自ら離れてくれるようになるように促すことが大切です。
殺虫剤やエタノールを使った取り方
酢でもワセリンでもマダニが取れない場合は、殺虫剤やエタノールを使った取り方もあります。
綿棒の先に、殺虫剤を染みこませ、マダニ全体に撫でつけます。
マダニが苦しくなり、自分から外れるか、死滅したら取り除きます。
DEET(ディート)という成分が入った虫よけスプレーも効果的です。
マダニに刺されない為に
マダニは、住宅には生息しませんが、草木があるところなら、都市部の公園などにも生息しています。
夏になると、キャンプなどの野外活動が多くなりますが、マダニに刺されない為に、必ず長袖・長ズボンを着用し、虫よけスプレーなどを使って、マダニに刺されないように注意しましょう。
小さなお子さんは、草の上に直接腰を下ろしたりしないように気を付けてあげるようにしてください。
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