ブヨはブユとも呼ばれる蚊のようなハエのような3~5ミリ程度の大きさの昆虫です。
全国各地の水辺に生息していて、山や川でキャンプやバーベキューをしていると噛まれることがあります。
このブヨ、小さいのに噛まれた後の症状は深刻で、放っておくととんでもないことになってしまうこともあります。
今回は、ブヨに噛まれた時の症状と治療方法をご紹介します。
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ブヨに噛まれたらどんな症状が出る?
ブヨは春から夏にかけて活発に活動する昆虫です。
ブヨは、アブや蚊と同じように、産卵の為の栄養補給のために吸血します。
ブヨの吸血は、アブと同じように皮膚を切り裂いてそこから流れ出てくる血液を吸うので、噛まれた時にチクッとした痛みがあります。
ブヨは噛みついた際に毒素を注入するため、噛みつかれた直後には大した症状はありませんが、翌日以降にアレルギー反応が起こり、患部が腫れたり、激しいかゆみ、発熱などの症状が出ます。
ブヨに噛まれたことによって起きる症状はアレルギー体質など個人差がありますが、1~2週間も続き、人によっては1ヶ月以上もひかないこともあります。
ブヨに噛まれた直後の治療によってもその後の症状の程度が違ってくるので、正しい対処法を知っておくことが大切です。
ブヨに噛まれた後の治療法
ブヨに噛まれた場合は、アブに噛まれた後の治療法と同様に、まずは、患部を冷たい水で洗い流します。
ブヨは、噛んだ際に血液中に毒素を注入しますが、少しでもその毒素を洗い流すことで症状が悪化するのを防ぎます。
ポイズンリムーバーで毒素の吸出しもできればなお症状が軽くなります。
患部を洗い流した後は、保冷材や冷たいペットボトルなどを患部に当ててしっかりと冷やしましょう。
患部を冷やすことで症状も抑えられますし、痒みも軽減されるので、患部を掻きむしることによる症状の悪化も防げます。
ムカデに噛まれた後は患部を温めることで毒素を不活性化させることができるので症状が抑えられますが、ブヨやアブの場合は逆ですので、間違えないようにしましょう。
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十分に患部を冷やした後、ムヒなどのステロイド系の軟膏を塗って痒みと腫れを抑えます。
軟膏を塗った後は、患部を掻きむしったりしないように、バンドエイドなどで覆っておきましょう。
もし、症状があまりにも酷くなるようでしたら、皮膚科を受診するようにしてください。
ブヨに噛まれないために
さて、ブヨに噛まれた後の症状を軽くするための対処法や治療法をご紹介しました。
ほんの些細なことですが、ブヨに噛まれただけで、それまでの楽しい気分が台無しになってしまいますよね。
症状が悪化すれば、その後の仕事や部活動などにも悪影響を与えてしまいます。
それでは、ブヨに噛まれないようにするにはどのような予防策があるのでしょうか?
まず、皮膚を露出しないということが第一です。
長袖、長ズボン、さらに、首にはタオルなどをまいて、なるべく皮膚の露出を減らしましょう。
ブヨには虫よけスプレーなどはあまり効果がないと言われていますが、ハッカ油を薄めたものをスプレーしておくと噛まれにくいと言われています。
キャンプやバーベキューにはハッカ油を薄めたスプレーを持っていくようにしましょう。
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