簡単そうに見えて、意外に奥が深いそうめんの茹で具合。
正しい茹で方をすれば、小麦粉が持つ甘味や旨み、香りが感じられて、今まで味わったことがないくらい美味しいそうめんが食べられます。
今回は、そうめんを美味しくいただくための茹で方をご紹介します。
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そうめんの茹で方|基本編
まず、そうめんの基本的な茹で方をご紹介します。
- たっぷりのお湯を沸かす
大きめの鍋にお湯を沸かします。そうめん2束(大人1人分)あたり、1リットルが目安です。ふきこぼれを防ぐため、なるべく大きな鍋をご用意ください。 - そうめんをお湯に投入する
鍋のお湯が沸騰したら、そうめんをバラバラとお湯の中に入れます。茹で時間を均一にするためにあらかじめ帯を外しておくようにしましょう。 - 箸でかき混ぜる
そうめんを投入してすぐに箸でゆっくりと全体的にかき混ぜ、そうめん同士やそうめんが鍋にくっついてしまわないようにします。鍋のお湯が再度沸騰し、お湯の対流でそうめんが踊るようになったら、それ以上はかき混ぜる必要はありません。 - ふきこぼれに注意しながら茹でる
ここがそうめんの茹で方の一番大切なポイントです。茹で時間は1分半から2分程度です。再沸騰するとふきこぼれそうになりますが、びっくり水を足したりはせず、火加減に注意しながら茹でるようにしましょう。水を足して水温を下げると茹であがりにムラが出て舌触りが悪くなります。 - ざるに上げ、流水でもみあらい
茹であがったそうめんをざるに取り、水で粗熱をとった後、流水を流しながらそうめんをもみ洗いし、表面のぬめりを取ります。その後、氷水でしめると程よい硬さになり、こしのあるそうめんになります。
以上がそうめんの基本的な茹で方です。
茹であがったそうめんをにゅうめんにしたり、炒めたりする場合は、茹で時間を30秒ほど短めにすると良いでしょう。
また、そうめんを茹でる時に梅干しを1粒加えると、梅干しに含まれる酸の作用で麺にこしが出るそうです。
そうめんの美味しい食べ方
そうめんをいくら正しい茹で方で茹でても食べ方を間違うと台無しになります。
茹であがったそうめんは氷水でしめた後は必ず水をきっておくようにしましょう。
少しでも冷たいそうめんを食べたいということで氷水につけておく方がいますが、そうめんは冷やしすぎるとせっかくの小麦粉の風味が損なわれますし、そうめんを口に入れた時に水っぽくて美味しく食べられません。
冷たいそうめんを食べたいなら、麺つゆを冷やしておくことをおすすめします。
いかがだったでしょうか?
この美味しいそうめんの茹で方をしっかりと守れば、お店で食べるのよりもよっぽど美味しくそうめんをいただけます。
せっかくなので、ちょっと値段がはりますが、適切な環境で寝かせて、こしと風味を増したそうめんの「ひね」もおすすめですよ。
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