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カブトムシの寿命の長さはどのくらい?長生きさせるコツは?

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夏が近づくと男の子が欲しがる虫ナンバーワンの「カブトムシ」。山で採ってきたものでも、ホームセンターで買ったものでも、少しでも長生きしてもらいたいですよね。

そこで、今回は、カブトムシの寿命と長生きさせるコツをご紹介いたします。

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カブトムシの寿命はどれくらい?

カブトムシの寿命は、約1年だと言われています。

そして、その寿命のほとんどを幼虫として過ごします。

カブトムシが成虫になってからの寿命は、野生の場合は約1ヶ月、飼育されている場合は大きな事故がなければ2〜3ヶ月です。また、性別によっても寿命が違っており、オスは約2ヶ月、メスは約3ヶ月くらいだと言われています。

一般的なカブトムシの一生は、次の通りです。

  • 9月頃 卵から孵化
  • 11月頃から3月頃 冬眠
  • 4月頃 冬眠から目覚める
  • 6月頃 蛹になる
  • 7月頃 成虫になる
  • 9月頃 卵を産み、寿命を迎える

しかし、一般的なカブトムシの寿命がこのようであるというだけで、当然個体差があります。

成虫になったカブトムシをホームセンターで買ってきて、2日で寿命を迎えてしまったケースもあります。

逆に、飼育の仕方などの様々な条件が重なって、晩秋まで生きたケースもあります。

なぜ、カブトムシの寿命にはこれほどまでに個体差があるのでしょうか?また、カブトムシを長生きさせるコツはあるのでしょうか?

次に、カブトムシの寿命を決定づける条件を確認してみましょう。

カブトムシの長寿命の条件

カブトムシの寿命を長くするためには、カブトムシの寿命が短くなる原因を知っておく必要があります。

カブトムシの寿命が短くなる主な原因として、次の2つが挙げられます。

  • 体力を消耗する
  • 交尾がきっかけ

体力を消耗して寿命が短くなる

カブトムシの寿命を短くする一つの原因として、体力の消耗が挙げられます。

例えば、足をバタバタ動かしたり、他のカブトムシと戦ったりする、といった体力の消耗が激しいことが多いほど寿命は短くなると言われています。

複数のオスのカブトムシが同じカゴの中にいると、しょっちゅうケンカをするので、体力を消耗し、寿命が短くなります。

体力の消耗による短命を避けるためには、以下のような対策が考えられます。

  • 転倒防止のための止まり木や木片を配置する
  • 成虫になった後は別々のケースに入れる
  • 飼育ケース内の環境を整える

カブトムシの寿命を少しでも長く保つためには、飼育ケース内の環境を整えることも大切です。

適度な湿り気のある堆肥やチップを床に敷き、温度も20〜28度程度に保ちます。

また、通気性を良くして、ケース内が蒸れないようにします。

餌は、バナナが理想的ですが、用意するのが面倒であれば、昆虫ゼリーがオススメです。

ちなみに、カブトムシの餌と言えば、スイカやメロンを思い浮かべる方も多いのですが、スイカやメロンを与えられたカブトムシは、水分の取り過ぎとなり、おしっこをたくさん出すため、ケース内の衛生状態が悪くなり、カブトムシの寿命を縮める原因となりますので、お勧めできません。

交尾が原因の死亡

つがいのカブトムシがいれば、卵を産ませて、育ててみたいと思いますよね。

でも、実は、交尾が原因でカブトムシの寿命は短くなってしまうこともあるのです。

カブトムシのオスは性欲が強く、メスを見ると交尾を迫ります。その際、正常に交尾ができれば良いのですが、オスの生殖器がメスの性器ではなく、排泄口や腹部を傷つけることがあります。

また、交尾が終わった後に、オスがメスの体内から生殖器を抜き取る際、オスの生殖器と一緒にメスの体内にあったものが出てきてしまったり、オスの生殖器が取れてしまうこともあります。

交尾の際にそういった事故が起きると、交尾後、数時間のうちに死亡してしまうことが多いのです。

また、正常に交尾を終えた場合でも、カブトムシの寿命は縮まります。

交尾を終えたメスは、1ヶ月ほどかけて30〜100個ほどの卵を産み、死んでしまいます。

つまり、成虫になってすぐに交尾をしたメスは、他のメスと比べて寿命が短くなってしまうのです。

交尾後のメスのカブトムシは、ある程度の数の卵を産んだ後は、産卵に適した環境から取り出し、少しでも寿命を長くしてあげるのも良いかもしれません。

カブトムシの寿命の兆候

最後に、カブトムシが寿命を迎えつつある兆候をご紹介しておきます。

カブトムシの体力がなくなってきている時は、寿命が近づいている証拠です。

  • よくひっくり返って、起き上がれず、元に戻してもすぐにひっくり返る
  • 食欲がなくなり、餌を食べる量が減っている
  • 土の中に潜れなくなり、地表や枝の上で休んでいる

こんな時は、カブトムシの寿命が近い証拠です。悲しいことですが、次に繋がれた命が確実に翌年まで生きられるように、心を込めてお世話してあげることが、今まで楽しませてくれたカブトムシへのせめてもの恩返しになると思いますよ。

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