細長い胴体に短い脚が大量についたヤスデ。
このヤスデが家の中に大量発生していたりすると、寿命が縮む思いがしますよね。
このヤスデの大量発生は何とかならないものなのでしょうか?
今回は、ヤスデが大量発生する原因と駆除する方法などをご紹介します。
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ヤスデが大量発生!害はない?
時々家の中や水回りなどに大量発生するヤスデ。
見た目にも気持ち悪い存在ですが、間違って触ってしまったりしても害はないものなのでしょうか?
実は、ヤスデは害虫の中でも「不快害虫」と呼ばれているもので、嫌な臭いを発することや、見つけてしまった時に多くの人が不快な思いをする以外には、特に害はありません。
ムカデのように強い顎もありませんし、
むしろ、朽木や落ち葉などを餌にして、その糞が土壌を豊かにしてくれるため、ある意味では益虫ともいえる存在なのです。
いくら害がないとは言え、家の中や周辺で大量発生するのはやっぱり嫌ですよね。
まずは、ヤスデが大量発生する原因を知って、今後大量発生しないように対策を練りましょう。
ヤスデが大量発生する原因とは
ヤスデが大量発生する原因の一つに季節的なものがあります。
ヤスデが大量発生する季節は、5~6月の梅雨の時期と秋の台風シーズンです。
実は、この時期はヤスデが「大量発生」するのではなく、人間の目につきやすい場所に移動してくる季節なのです。
普段、ヤスデは、落ち葉の下などジメジメしたところに生息しています。
しかし、大量に雨が降り、普段生息している場所が水浸しになってしまうと、水におぼれてしまわないように高い所に上ってきます。
これが雨の多い時期にヤスデが大量発生する原因です。
また、住んでいる環境が急激に変化するのもヤスデが大量発生する原因になります。
新築の家やその近くの家にヤスデが大量発生するのは、家を新築した際に住んでいた土地を掘り起こされ、環境が変わってしまったのが原因です。
このように、一見、ヤスデが大量発生しているように見えるのですが、実は、ヤスデが住んでいた場所を追われ、新しい住処を探して移動してきているだけなのです。
ヤスデの大量発生を阻止する方法
それでは、このようなヤスデの大量発生を食い止めるにはどうすればよいのでしょうか?
一番確実な方法は、ヤスデが大量発生する場所への侵入経路を特定し、その場所に粒状の殺虫剤を撒いておくことです。
こうすることで、ヤスデが家の中に侵入してくるのを防ぐことができます。
また、家の周りをヤスデが繁殖しにくい環境にするというのも一つの手です。
家の周りの落ち葉をこまめに掃除し、雑草も伸び放題にならないように気を付けることでヤスデの大量発生を抑えることができます。
また、逆転の発想で、庭の水はけをよくすることで、庭の中にヤスデの逃げ場を作ってやるというのも一つの方法です。そうすれば、わざわざ家の中にまで移動してこなくても、外で人間の目に見えないところで大量発生してくれます。
いかがだったでしょうか?
ヤスデの大量発生をさせないというのはかなり大変です。
もし、業者に依頼すれば、ゴキブリやムカデの駆除よりも高額の見積もりが出てくるはずです。
ヤスデの大量発生はある意味防ぎようがありませんが、なるべく鉢合わせしないで生活できるように工夫したいものですね。
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