11月頃から春にかけてあちこちの家の軒先に実をつけるきんかん。
喉が痛くなった時や風邪のひきはじめにきんかんのシロップ漬けをお湯に溶かす食べ方で食べさせてもらった思い出がある方も多いのではないでしょうか?
きんかんは、風邪の予防だけではなく、動脈硬化や高血圧にも効果がある栄養分をたくさん含んでいるので、喉が痛い時だけに食べるのはもったいない。
今回は、きんかんの様々な食べ方をご紹介します。
あわせて、果物以外のきんかんとその食べ方も少しだけご紹介します。
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きんかんの食べ方あれこれ
きんかんは、プチトマトのような大きさの柑橘類の果物です。
みかんのようにひとつひとつ皮をむいていたりしたらきりがないですよ。
それでは、様々なきんかんの食べ方を順番に見ていきましょう!
きんかんの食べ方|生のまま食べる
きんかんの食べ方で一番シンプルなのが、生のまま食べる食べ方です。
きんかんは、皮の部分に甘味がありますので、皮をむく必要はありません。
皮ごと水で洗って丸ごと口に放り込んで、種だけ出す食べ方が一番カンタンです。
人によっては、皮だけ食べるっていう人もいるくらいきんかんは皮が美味しい果物ですので、きんかんを手に入れたら、是非少しは生の食べ方で味わってみてください。
ところで、皮ごとの食べ方で心配なのが、残留農薬ですよね?
大丈夫です。もし、きんかんに農薬を使っていたとしても、10月以降は使われていないはずなので、残留農薬は気にするほどの量ではないはずです。
きんかんの食べ方|シロップ漬け
きんかんの一番代表的な食べ方がシロップ漬けです。
シロップにつけたきんかんは丸ごと食べられますし、シロップをお湯で溶いて飲むと喉にも良い!
風邪のひきはじめや寒い夜に飲めば温まります。
一度作っておけば、瓶詰にして2週間程度は日持ちしますので、冬の間は冷蔵庫に常備しておくことをおすすめします。
きんかんのシロップ漬けの作り方はカンタン。
- きんかんを1分程熱湯で煮た後、一度ざるにあげる
- 鍋に蜂蜜、水、砂糖などを入れ、煮立たせる
- 煮立ったら弱火にしてきんかんを加え、5分煮る
- その後、余熱で味を染みこませる
- 熱湯消毒した瓶につめる
以上がきんかんのシロップ漬けの作り方です。
手間をかける時間があるなら、あらかじめヘタを取り除いたり、包丁で皮に切れ込みを入れたり、竹串などで種を取り除いておくと食べやすくなります。
きんかんの食べ方|ジャム
きんかんをもっと手軽に楽しみたい!
そんな方にはきんかんをジャムにする食べ方はいかがでしょうか?
きんかんジャムの作り方も簡単です。
- きんかんを5分程ゆでる
- 横半分に切って、種を取り除く
- 鍋に、きんかん、砂糖、水を入れ、あくを取り除きながら煮る
- 煮詰まってきたらできあがり
パンにのせても美味しいですし、クラッカーにクリームチーズと一緒にのせたらおしゃれなおつまみにもなります。
是非お試しくださいね。
果物じゃないきんかんって何?
ところで、果物じゃない「きんかん」という食べ物があることをご存知でしょうか?
大きさは、まさに果物のきんかんと同じような大きさで、見た目も黄色くて、真ん丸です。
でも、売っているところは、お肉屋さん・・・・。
実は、これ、鶏の玉子になる前の黄身だけの部分。
甘辛く煮て食べます。
火を通すと弾力が強くなり、玉子の黄身とは違った食感になります。
しかし、一部の高級な鶏専門店などでは、鶏のきんかんを生で食べられるところもあります。
どんな食べ方をするかと言うと、なんとTKG(玉子かけご飯)!
濃厚な黄身だけの玉子かけご飯になるんだそうです。
是非一度食べてみたいものですよね。
スーパーで見かけたら、手を伸ばしてみてくださいね。
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