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顔に傷やヤケドをしてしまったらショックですよね。
なるべくなら、傷やアザが残らないようにしたいものですが、顔にもキズパワーパッドって使えるものなのでしょうか?
大丈夫です。むしろ、顔の傷やヤケドにはキズパワーパッドを使うことをおすすめします。
今回は、キズパワーパッドを顔に使う時の注意点などをご紹介します。
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キズパワーパッドって何なの?
キズパワーパッドは、自宅で簡単に湿潤療法ができるアイテムです。
湿潤療法とは、20世紀末に発見された傷やヤケドの治療方法です。
具体的には、傷やヤケドした部分を水で洗い流し、消毒をせず、乾かさないことで、人間の体が本来もっている自然治癒力によって皮膚を再生させるというものです。
しかも、湿潤療法で治療すれば、傷やヤケドの治りが早いだけでなく、痛みも少なく、痕が残りにくいというメリットもあります。
湿潤療法が発見されるまでは、傷口を消毒し、ガーゼなどで染み出た体液を吸い取り、なるべく乾燥させることで傷が早く治ると考えられてきました。
しかし、実はその逆で、消毒することによって再生しようとしている細胞を殺してしまったり、乾燥させることでせっかく体液に含まれている自然治癒力を有効活用できていないことが分かってきたのです。
筆者のニューヨーク在住の知り合いで、顔全体に大やけどを負った人がいましたが、当時最先端の湿潤療法を行っていた病院で治療を施され、今では、ヤケドしたことなど全くわからないほどまできれいな顔に戻っています。
この湿潤療法を自宅で簡単にできるアイテムがキズパワーパッドなのです。
ちなみに、夜間などで急にキズパワーパッドが手に入れられない場合は、ワセリンとラップでも代用が可能です。その方法は別記事にまとめていますので、そちらも参考にしてください。
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キズパワーパッドの顔への使い方
さて、先ほど、ニューヨークの知り合いの例をご紹介した通り、キズパワーパッドを使った湿潤療法は顔にも有効です。
というより、むしろ、傷あとが残りにくく、治りも早いキズパワーパッドを使った湿潤療法をおススメします。
それでは、早速、キズパワーパッドを顔に使う方法を順にご紹介していきます。
- 患部を水でよく洗う
傷口やヤケドしたところを水でよく洗います。この時に注意することは、絶対に消毒液を使ってはいけないということです。消毒液をつけてしまうと、ばい菌だけではなく、再生中の細胞まで壊れてしまいます。きれいな水でよく洗うだけにしましょう。 - 水気を拭き取る
清潔なガーゼなどで水分を拭き取ります。タオルなどで拭き取ると雑菌がついてしまうかもしれませんので、ここは、新品のガーゼなどを用意したいところです。 - キズパワーパッドを貼る
患部を覆うようにキズパワーパッドを貼ります。貼り付けた後、皮膚になじませるため、1分間ほど軽く上から押さえるようにします。また、キズパワーパッドを顔に貼る時は、なるべく傷口と同じか、一回り大きいサイズのものを選んで使用するようにしましょう。そうすることで、傷口周辺の肌トラブルを避けることができます。 - キズパワーパッドの貼り替え
キズパワーパッドは5日間ほどは貼りっぱなしにしておけることになっていますが、端の方が剥がれかけたり、ずれたりすると、そこから雑菌が入り込んでしまう可能性があります。2~3日程度を目安に貼り替えすることをおすすめします。ただし、貼り替えの為にキズパワーパッドをはがすと、せっかくのかさぶたがとれてしまいそうな状態だったら、そのままにしておく方が治りが早いかもしれません。
最後に、キズパワーパッドをはじめて顔に使った時に疑問に思う点についてお答えします。
Q:キズパワーパッドを顔に貼ったら白く膨らんできた。これって大丈夫なの?
A:白く膨らんできているのは、キズパワーパッドが体液を吸い取ってゲル状になり、傷の部分を保湿して治りやすい状態にしてくれている証拠なので、そのままにしておけば徐々に傷が治っていくはずです。
Q:キズパワーパッドを顔に貼っていたけど、貼りなおした時にまた傷口が赤くなって白く膨らみはじめてしまった。
A:治りかけの時に皮膚が剥がれてしまうとまたはじめからやり直しになってしまうので、そっとしておくようにしましょう。
あなたの顔の傷が一日も早く治ることをお祈りしています。
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