酒粕は頻繁に使う食材ではないので、気がついたら冷蔵庫の奥にしまったまま時間が経ってしまった。
なんてことよくありますよね?
表面が乾いてしまったり、色が変わったりして、食べても大丈夫かどうか、心配な状態になってしまうこともあります。
今回は、酒粕の賞味期限はどのくらいなのか、また、賞味期限切れの酒粕はどう食べるのが良いのかなどの疑問にお答えしたいと思います。
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酒粕の賞味期限はどのくらい?
酒粕の賞味期限は、一般的には、常温では3ヶ月、冷蔵した場合は6ヶ月、冷凍した場合は1年程度と言われています。
実際には、酒粕にはアルコール分が含まれていて、雑菌が繁殖しにくいため、賞味期限はあまり気にしなくても大丈夫です。
酒粕は、時間が経つごとにピンク色や黄色、茶色に変化しますが、これは、熟成が進んでいる証拠で、問題なく食べることができます。むしろ、酒粕の熟成が進むことで味がより濃くまろやかになっていて、購入時とは別の美味しさを楽しむことができます。
また、酒粕の表面に白い粉状のものが出ていることがありますが、これは酒粕の旨味であるアミノ酸の一種が結晶化したもので問題ありません。
一般に販売されている酒粕は、便宜上、賞味期限が設けられていますが、賞味期限はあってないものと言っても過言ではありません。
匂いを嗅いでみて、問題なさそうであれば、ぜひ料理に使ってみてください。
でも、賞味期限切れの酒粕をそのまま口にするのは抵抗がある・・・。
そんな方のために、賞味期限が切れてしまった酒粕の料理方法などもご紹介してみたいと思います。
賞味期限切れの酒粕の食べ方
賞味期限切れの酒粕の食べ方は、状態によって違います。
ピンクや黄色の酒粕の食べ方
ピンクや黄色の酒粕は、まだ賞味期限切れになっていない酒粕と同じような食べ方ができます。
- トースターで焼いて、醤油や砂糖をかけて食べる
- 水で溶いて、温めて、砂糖と生姜を入れて甘酒風にして
- 豚汁に溶いて、酒粕汁として
茶色や黒色の酒粕の食べ方
お味噌のような茶色、黒、褐色になった酒粕は、お漬物に最適です。
塩、酒粕、みりんを適量づつ混ぜ合わせ、野菜を漬け込みます。
1〜2日程度漬け込めば、甘みが出て、美味しくなります。
漬け込む野菜には、きゅうり、小かぶ、人参、大根など、一般的に漬物にするような野菜なら何でも使えます。
塩の代わりに、味噌を混ぜ込み、さわらなどの魚を一晩漬け込むと、美味しい味噌粕漬けになります。
色々な酒粕の食べ方をご紹介しました。
スーパーなどで販売している酒粕は、新しい状態で食べることを前提としているので、やはり、古くなる前に食べきるのがおすすめですが、賞味期限切れでも美味しく食べられますので、ぜひ色々な食べ方を試してみてくださいね。
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