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何か面倒なことが起こりそうな時におばあちゃんが言った一言。
「あ~っ!くわばらくわばら」
ん?くわばらくわばら?どういう意味?
漢字ではどう書くの?その由来は?
今回は、「くわばらくわばら」の意味や由来などを詳しくご紹介します。
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「くわばらくわばら」の意味は?
くわばらくわばらには、大きく分けて以下の二通りの使い方があります。
- 雷が落ちてこないようにとのおまじない
- 厄介事から逃れるためのおまじない
なぜ、「くわばらくわばら」という言葉に、雷や厄介事を避ける意味がついたのでしょうか?
実は、それには歴史的な事実が関係しているのです。
「くわばらくわばら」の漢字は?その由来は?
さて、「くわばらくわばら」というのは別に桑原さんを呼んでいる訳ではないのですが、実は、「くわばらくわばら」は漢字で書くと「桑原桑原」になるのです。
なぜ「くわばらくわばら」に雷を避ける意味がついたでしょう?また、なぜ感じで桑原桑原と書くのでしょうか?
時は平安時代。菅原の道真は、藤原家との政争に敗れ、九州の大宰府に左遷されてしまいます。
その後、京都へ戻ることはかなわず、失意のうちになくなってしまいます。
ところが、それから、京の町では不可解な事件が頻発します。
道真の死後3年が経った頃、道真の後任として右近衛大将になった藤原定国が謎の死を遂げたのを皮切りに、藤原道真の左遷に関係した人々が次々に干ばつや疫病などによってバタバタと死んでしまったのです。
そして、いつしか、これは菅原道真の怨霊だと噂されるようになったのでした。
ある時、この干ばつの清涼殿にて対策会議をしていたところ、急に雲行きが悪くなり、激しい雨と雷がなりだしました。
そして、あろうことか、清涼殿、紫宸殿に落雷し、多くの公家や女官が死亡しました。
この時、京の町のあちこちに落雷したにも関わらず、道真の所領だった桑原にはなぜか雷が落ちなかったのだそうです。
そこで、人々は、雷が鳴りだすと、「くわばらくわばら」とその土地の名を唱えて、わが身に落雷が落ちてこないようにと願ったのでした。
後に、これが転じて、災い全般を避けるためにも用いられるようになったのだそうです。
皆さんも、これから何か厄介事に巻き込まれそうになったら「くわばらくわばら」と唱えてみてください。
もしかしたら、災難が避けられるかも?しれませんよ。
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